boredom

 

もはや言葉もいらないような

信頼ではない気だるさが

後頭部を支配していて


教えてほしいとか

伝わっているかとか

ぐったりするのも面倒で

背中あわせも

もう暑い


人が鏡なわけがない


触れたり触れなかったりする

色とりどりのおもちゃたちは

私を満たしてくれる


外側を飾るのもいい

内側を太らせるのもいい

次から次へと

求めるままに欲しがりつづけた


限りがあるというなら

なおさら

生きるまでに

見放されたら

しにもできない


私は信じていた

それしか信じることもない


私の鏡であった

享楽的で妄信的な

本能を気取って臆病な


自分を自分に飽きさせないように


手を伸ばしてつなぎとめている

繋ぎ止めているのです

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